2013年12月31日火曜日

New Year Cleaning

前日、近隣に滞在している日本人を訪ねたら大掃除をしたといい、服やバッグなんかも全て洗ったと言って腰にインドタオルを巻いただけの軽装で現れた。
なるほど、日本は大掃除の時期だ。
そして特に旅行中にバッグを洗うという発想に驚かされた。
旅に出て1年以上が経つが、バックパックを洗ったことはおろか洗おうという発想を抱いたことさえなかった。

2013年12月30日月曜日

Making My House

そもそも初めて今住んでいるWELCOME CAFEの2階建ての小屋を見た時、室内にはただぽつねんと敷布団があるのみ、まるで昭和の貧乏人の部屋然としていて、せめて蚊帳と扇風機は持ってくるよう頼んで、一応部屋の体裁を整えたという経緯がある。
それでも昭和枯れすすき、しかも女房さえいない陰気なムードは拭えなかったので、ちょくちょくビーチを歩いて15分くらいの距離にある街に出てあれやらこれやらを買い、少しでも明るい家庭を築くよう努力とお金をつぎ込んだ。
で、ようやく年越しを前に形になってきた。

1階共有スペースにはハンモック。ナイロン製で500円しなかった。気が向けばゆらゆら揺られている。
床にはむしろ。我が家の床はベニヤ板1枚がかまされているのみなので、むしろ1枚でだいぶ雰囲気が変わる。1枚100RSで、まあ実はもっと安く買えたみたいだけど、畳みみたいで途端に日本的になった趣き。
足拭きマットは65RS。

来客からの評判がいいのは仏具屋のようなところで買った鏡、200RS。
貝殻があしらわれていてエキゾチックな雰囲気。意外と軽い。赤、白、緑のイタリアンカラーで部屋がパッと明るくなった。

あと、ちょっとしたことで部屋が便利に使えるようになったのは、同様に仏具屋のようなところで購入したS字フック。これがあればワンモーションで蚊帳の着脱ができて部屋を広く使える。
まあ、全てが全てが結局はここに置いて出ることになるだろうけど、住んでいるところが部屋ではなく小さな家なので、自分の家を作っているみたいで楽しい。

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2013年12月29日日曜日

Sun Clock

ここゴカルナメインビーチで僕が借りている家の目の前にはアラビア海が広がっている。
遠くに漁船が漂っていたり、手前に遊泳客が見えるだけで島も何もない、ただ太陽が昇り太陽が沈み星が出て月が昇り沈むだけの海である。
すると太陽時計とでもいおうか、空が大きな時計みたいになって、自然とそれに従って生活のリズムができあがってくる。

2013年12月24日火曜日

Standing against Waves

せっかくビーチに来ているのだから、ということで初めて海に入ってみた。
泳げる。でも、海で泳いだ経験ってほとんどないのだよね。むしろ思い出せない。海なし県埼玉の出だし。タイやベトナムやらでビーチに行った時も、ただただビールを飲んでリラックスだったし。
慣れない波の中で万一のことがあったら困る。タコ八郎はごめんだ。。
ということで、海に入ってただ太陽に向かって立ち尽くしてみた。



ここのビーチは相当遠浅。かなり先の方に行っても水はひざくらい。かなたに子どもらが見える。
波は大小様々だけど、今日は比較的大きめのようだ。
さて、ザバーンザバーンと久しぶりに体感する波は、思ってた以上に強力に感じられた。特に腹あたりにザッヴァーンと打ちくるやつを受けると、ドラゴンボールでいうところの衝撃波を喰らった時みたいに後方に弾かれる。
それに僕は冷水が苦手で、海の水は生ぬるいのはいいのだけど、やはり慣れない胸元へんに打ちかかると、「ひゃあ、ちめたい」と言ってしまいそうになる。
ただ波の中に立つ、こんな書いたら至極簡単そうで、慣れている人にはなんてことない行為も、慣れぬ身にはちょっとした冒険だ。メガネも外してるし。



来年は、海との戦いである。多分。
あっ、そうそう、忘れてた。メリークリスマス。

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2013年12月23日月曜日

KINGFISHER

心置きなくビールが飲めるのは、本当に久しぶりな気がする。
ここゴカルナのレストランではビール小ビン60RS、大ビンのキングフィッシャーが120RSとか。バドワイザーの大ビンは150RSとか。

罪悪感なくお酒が飲めるのがうれしい。
デリーにしろバラナシ(ベナレス)にしろ、北インドでは宗教的理由でもって飲酒は背徳感溢れる行為となっているし、値も高い。 
そこにくるとここゴカルナは、値も安いし背徳感もなし。

2013年12月22日日曜日

Memory of Waves

OMビーチのRASTA CAFEで悪夢にうなされたことから、散歩の合間に見つけた歩いて1時間の距離にあるメインビーチのWELCOME CAFEの一軒家型の宿に宿替えすることを決意。
眺め的にはOMビーチの方が神秘的だけど、ともかく宿が一軒家で海に面しているのが決めてで、クリスマスからニューイヤーにかけてOMビーチには若いパーティーピープルが集まると聞いたことも一因といえる
静かで普通の雰囲気の方が好きなのです。

2013年12月21日土曜日

Sound of Waves

ゴカルナに着いて最初に宿ったのはOMビーチ沿いにあるRASTA CAFE。
入口にあたるレストランからの眺めが美しい。まあ、ここにある宿からの景色はどこも美しいのだけどね。

で、部屋自体はレストランを抜けて奥まった森に囲まれたスペースにある。
屋根は茅ぶきだけど壁は土壁で、他には同料金で大きめの部屋もあったのだけど、僕の部屋は3畳くらい。
ベッドに蚊帳が吊るしてあることもあって、なおさら自由に身動きできる空間が少なく、電気をつけないと昼でも暗い。

2013年12月20日金曜日

I got to OM beach

15:20。ボンベイ、LOKMANYATILAK駅から目的地GOKARNA ROAD駅へ向けて出発。

向かい合わせた中年インド人と会話。兄弟が日本で働いていたことがあるという。
「インドレストランですか?」という個人的に毎度おなじみの質問に「三洋電機」という答え。主にテレビを作っていたという。
「日本は貧しい者が豊かになれる国。インドは貧しい者がさらに貧しくなる国」という発言が印象に残る。

2013年12月19日木曜日

LOKMANYATILAK Railway Station

定刻どんぴしゃり23:05にボンベイ、LOKMANYATILAK駅に到着。
32時間におよぶ長距離行だったが、基本ずーっと寝ていたのであっという間。
夜分の外出は得策ではないと判断し、駅の宿泊施設を利用しようとしたものの、満員ということで構内で夜明けを待つことに。

ちなみに駅宿泊施設はドミトリー12時間で150RS。24時間で250RS。個室900RS。この写真の左上に写り込んでいる階段の上にある。
フリースペースでもそこそこきれい。やはり南方に来ただけあって、深夜2:00を超えてもバラナシ(ベナレス)より断然暖かい。蚊は多めだが。
ざっと100人以上が寝込んでる。チャイ売りもぶらぶらしている。
思えば中国の鉄道駅の待合では、寝てるとなぜか警察に起こされるのだよね。しかも、場合によっては叩き起こされる。まるで授業中の教室だった。

2013年12月18日水曜日

Sleeper From Varanasi to Bombay

てなわけで昨日15:50バラナシ発、本日23:05ボンベイ(LOKMANYATILAK駅)着の列車のスリーパー車両に乗っている。

そもそも考え違いをしていたことに出発前に知り合った日本人女性曰に気づかされたのだけど、スリーパーとファーストクラスの間に3A、2Aというエアコンの効いた上位クラスがあるというのだ。
僕は三等、スリーパー、ファーストクラスの3等級しかないものと思い違いをしていた。
ということは寝台車両では最下級ではないか。上から二番目と思ってたのに、下から二番目とは。
うーん、スリーパーに乗るのはこれで5回目。32時間におよぶ長距離行なのだから、その3Aなり2Aなりにしておけばよかった。

2013年12月17日火曜日

Small Thief

バラナシ(ベナレス)を離れる前日に当たる昨夕は、道で偶然会った日本人女性と18時からガンジス川沿いで毎日行われている儀式を見学に行った。
運がよかったというものだ。毎日に行われているとはいえあまり興味がなかったので通り過ぎるだけでしっかり見学したことはなかったから。

なかなかよい光景だった。
しかし、翌日に当たる今日はやはり喉の調子が悪い。むむむ。
そんな喉を鳴らしながら朝道を歩いていたら、ベンガリートラでちょっとした人だかりができていて8、9歳くらいの小僧が大人にガンガンにぶん殴られていた。
間断なく張り手が打ち込まれ、子供が泣き出しても止まらない。いや、泣き出した時に聴衆に「もっとやっていいか」と確認のようなものをとったが、即座にOKの反応があったので、容赦なくさらに本気で殴り始めたという感じか。
最初は親子かなと思ったが、親子でないことは確かと見えた。

2013年12月16日月曜日

Magic Key

次の目的地へと向かう列車の切符を買った。
ここバラナシ(ベナレス)からゴアの南に位置するゴカルナというアラビア海に面したビーチへと向かうのだけど、計45時間を超える長距離行で、その間ボンベイで15時間ほど接続を待たなければならない。

ゴカルナ到着も深夜3時。
4日にわたる長途は人生でも最長。そして今はこの記録が永遠に僕の人生で最長となることを願うのみである。

そういえば、先だってこのブログに「ドラゴンクエスト」のことを書いたら、この旅で出会った友人から「触発されてダウンロードした」と電話で聞かされた。
今40歳の人なのだが、「ドラクエ」に限らずコンピューターゲーム自体が初めてと言う。
興味がなかったという。


「どんぴしゃの年齢じゃないですか⁉ 僕は年齢的に『2』が最初ですから。小学校低学年の時。『2』は『1』の主人公の子孫の王子様が主人公で、他の子孫の王子様やお姫様を探し、船で海を越えて魔王を倒すといった内容なんです」。
「そうなんだ。早く出ないかな。やっぱり有料かな」。

2013年12月15日日曜日

レIもわかh

バラナシ(ベナレス)で日曜日の外出は億劫だ。
バラナシに限らず、ネパールも含めてどこにでも言えることだが、一見無造作にゴミが捨てられているかのようだけど、一応自然とゴミ捨て場のような場所は決まってはいる。

しかし、休日に当たる日曜日は拾子もお休みとみえて、ただでさえゴミが散乱しまくりのバラナシがさらに汚ない環境となる。
だからと言って外出なしの一日もなんなので、夕方ちょいとガンジス川に出た。

2013年12月14日土曜日

Beautiful Kazakhstan

昨日のこと。
部屋から1階にある食堂に降りて行ったらテーブルに目鼻立ちのくっきりした、すらりと背の高いエスニック系のファッションに身を包んだ日本人と思しき美しい女性がいた。
「こんにちは」とあいさつして隣の卓に腰掛けたのだけど、やはり気になるので「ここに泊まっているのですか」と日本語で尋ねた。しかし、きょとんとするのみで要領を得ない。
すると丁稚の若者が「彼女は日本人じゃないよ」と教えてくれた。
双方合点がいって、「どちらの国からいらっしゃったのですか。あなたの顔は日本人そのものです」と尋ねたところ、「カザフスタン」という答えが返ってきた。

2013年12月13日金曜日

Some Stress in Varanasi

バラナシ(ベナレス)で僕が感じているストレスを書き連ねること自体が更なるストレスだ。

インド人の道を歩くペースがどうもそれぞれイレギュラーというか、中国人なんかにもいく分言えるのだけど、かの国は道が広いし皆が急ぎ目に歩くのでそこまで気にならないが、ここバラナシの、特に今いるベンガリートラの場合は混み合った狭い道を歩かざるを得ない。


日本人の場合、例えば駅の構内で歩く際もそれぞれが一定のペースを保っているので流れに沿って歩きやすいのだけど、こちらではまちまちだし、ヒンドゥー教の聖地バラナシなだけに家族連れが多いので自らのスペースを確保しづらい。
それに牛や水牛、犬なんかも道を行き交うから、4、5分のちょっとした外出ですら面倒となる。

2013年12月12日木曜日

Drinking Beer in Varanasi

どうも僕は定期的にアルコール飲料を口にしていないと心身ともに支障をきたす風にできているらしい。
中でもビール。アグラにタージマハルを見に行った際、宿の屋上で飲んだのが最後だから、そろそろその時期がきた。

知っての通り、宗教上の理由からインドでお酒を飲むということは非常に難しい。
特にヒンドゥー教の聖地バラナシ(ベナレス)においてはなおさらだ。
驚いてしまったのだが、ガンジス川沿いで、要は屋外で堂々と大麻の煙を燻らせている行者を中心とした集団を見たが、逆にアルコールはというと本当に厳しく、法律はどうなっているかは知らないが、社会通念上公衆の面前で堂々と、とはいかない。

2013年12月11日水曜日

Low People

ここのところ会話で低い身分の者どもを見下す発言が多く、先だって大学の先輩と会食した際にもたしなめられた。
ここでいう低い身分とは文字通りローカーストピープルのことである。
我ながら身も蓋もない話しだ。
公衆の面前での差別発言の連発は、日本なら即人権問題。レッドカードで一発退場だ。

しかし、カースト云々は、ネパール以来とても考えさせられている命題だ。
普通の旅行中、便宜上大雑把にハイカーストピープルを誇り高く約束を守る人、ローカーストピープルを卑屈で平気で嘘をつく人々と単純化している。この分類法でだいたい当たる。よって、より良い旅行ライフを謳歌するためにも、この見極めと距離の図り方は重要となってくる。

2013年12月10日火曜日

Gas in

ベンガリートラという旅行者が集まる地区に宿替えした。
それはさておき。重い荷物を再び下ろし、一息つくために近所でヨーグルトドリンクのラッシーを飲んだのだけど、明らかに水がガス臭く、飲んでるそばからお腹にガスが溜まってゆくのが分かる。

当方は基本的に乳製品が味的に食べられなくて、ヨーグルトならギリギリセーフといった具合なので、この状況にガスが加わると、途端に受けつけられなくなる。

先だってガンジス川にボートを浮かべ、インド人らとチキンカレーで酒盛りするという光栄に預かったのだけど、明らかにガンジスの水を調理に使用しているようだったのだよね。

2013年12月9日月曜日

Monkey doing

午後10時過ぎ、ドアの外から僕の嫌いな四声からなる言語が聞こえてきた。
遅い時間に廊下で、おぞましい言語で大声で会話するのはやめて欲しい。


そして、窓の外からは猿の鳴き声。
このMISHRA Guesthouseの2階に位置する250RSの僕の部屋のテラスは、やんぬるかな、猿のトイレと化しているのである。

2013年12月7日土曜日

What I think about Varanasi

日本からやってきた大学の先輩の差し入れである伝統の味わい長崎のカステラを朝食に食していたら、ほんの2切れくらいのつもりが止まらなくなり8切れ食べてしまった。

てなわけで、バラナシ。
改めて、外を歩けば空気が悪い。料理も悪い。
壁が青いこと以外になんの取り柄もないような狭い部屋にずっとはいられないのでつい外出してしまうのだけど、その度に心身ともにやつれて帰ってくることになる。

2013年12月6日金曜日

I can fly?

飛べるんじゃないか、胃袋を風船にして。と、いうくらいにバラナシ(ベナレス)に着いて以降胃にガスが溜まっている。
上下の口から排気ガスが出るのはまだよい。胃の膨張感とそれに伴う吐き気がつらい。
何が原因だろうか。これは僕のみに現れた症状でもなさそうだ。他にも同じような症状の人に会った。

まさかあまたいる野良牛からもらいガスというわけでもなかろう。
「多分、ここの水はガスを多めに含んでいて、料理やらなんやらを通して知らずにそれを摂取しているからではなかろうか」という意見があった。
なるほど。確かにたまに水道水を口にした際にガス臭さを感じた。これはバラナシに限ったことではないが。
てなわけで、GASEXという薬を買った。読んでそのまま、ガスを外に出すための薬だ。

2013年12月5日木曜日

You like Varanasi ????

昨日バラナシ(ベナレス)に着いた。


「I got there」とFacebookに投稿したら、ネパールのポカラで出会ったイタリア人女性から「You like Varanasi ????」という問い。

着いて半日しかだし、ガンジス川に出たのは夜になってからだったのでなんとも返せなかったが、今日一日川沿いを歩いたり市街を迷った結果思うのは、今のところ「バラナシが好きか」と聞かれたら「あまり好きではない」と答えるだろう。

2013年12月3日火曜日

SANTANA DELHI

今朝8時前、友人を訪ねてサンタナというパハールガンジの日本人宿に向かったところ、扉が固く閉ざされていた。
うーむ、日はすでに上り、道を行きかう人もちらほら、やってる店もちらほら。街は動き出している。

ベルを鳴らしても返答はなし。
友人とは今日、長き別れなのでどうしても会っておきたい。
何度もベルを鳴らしたのだけど、反応がない。
そこで間を開けながら何度かベルを押すことを試みたところ、ようやく誰かの起きる物音が聞こえてきて、扉が開いた。

しかし、出てきた初老のインド人スタッフから突然激しい怒鳴り声をあげられた。
ヒンドゥー語で要を得ないでいると、今度は力で僕を押し出そうとしてきたのである。