2013年10月14日月曜日

On the bed

とうとう初秋の趣きを見せたネパールのポカラから、インド最北の観光地といえるマナリに着いて4日が経つが、もはや初冬の趣きで、今朝とうとうコートを引っ張り出す決意を固めた。去年の11月の北京以来だ。寒さのみならず、約2000mの標高もあって、高山病というか、カゼのような症状で、ここ3日間の大半はベッドの上で過ごすという萎れっぷり。天気も悪いし。

でも今僕は人生で最高潮といえるくらいに充実している。考えられないくらいに前向きだ、ベッドの上で。

インドに入って以来、極々薄々垣間見せられてきたインドの底抜けの厚かましさとへこたれなさ、殺人とレイプ以外何をやってもいいんじゃないかというアナーキーなムードが、早くも僕の中の全てを肯定してくれているようで、たまらなく前向きな心持ちになっている。ぶっちゃけ、窃盗と公然わいせつくらいはやっちまえそうだ、決してやることはないけど。

こんな心持ちは、パリ東駅近くの教会でイエス様の銅像を見た時以来。

厚着でベッドに潜り込み、毛布に包まれ、Bob Marleyを聴きながらもじもじしているだけなのに、途轍もない未来に向けたパワーがみなぎっている。

18歳の時以来だ。

自分がどんどん率直になってゆくのが分かる。

ささやかながら今夜、人生最大の賭けに出ようと思う。

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