2014年1月25日土曜日

How to fight against bee

お昼過ぎ、風が心地よかったので部屋にてうたた寝をしていた。
我が家は椰子の葉っぱと竹でできているので風通しが非常によい。
そのよさたるや、天然の扇風機の風が四方より舞い込んでくるがごとしといった趣きで、炎天下にいるよりよほど気持ちよい。ちょうどよい。

すると、この平和な午後のひと時をぶち壊すかのようにハチが侵入してきたのである。
見てくれはスズメバチのような大きさで色は薄茶色。要はキリンラガーの瓶の色。
しばらく旋回したり壁に留まったりして外に出て行ったのだが、5分もすると舞い戻ってきた。

うーん、まいったなあと眺めていたら、巣作りに勤しんでいるという事実に気づく。
ハチは場所を覚えられるのだなあと感心して見ている場合ではない。階下に宿のオヤジがいたので事情を話した。
さて、オヤジは「任せろ」という具合に部屋に入ってきたのだが、右手に握られていたのは落ちてた木の棒。
そして、フェンシングのような構えでハチに対峙すると、それをフッフッフと振りかざしてハチを叩き落としたのである。ほとんどステップは踏まない。ほぼ立ち尽くした状態でだ。
レストランの食事がまずい、インド版オヤジギャグみたいなことを頻繁に言うなど、普段うだつの上がらない傾向の強いオヤジであるが、その様たるや、ひのきのぼうとぬののふくのみを装備し敵に立ち向かうロトの勇者のごとし。
「また入ってきたらどうしようかなぁ」と問う僕に、「また入ってきたらこれを使え」と木の棒を手渡し、さわやかに去って行ったのである。

しかし、「これを使え」って言われてもなあ。せめてどうのつるぎくらいは欲しいものだ。

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