飛べるんじゃないか、胃袋を風船にして。と、いうくらいにバラナシ(ベナレス)に着いて以降胃にガスが溜まっている。
上下の口から排気ガスが出るのはまだよい。胃の膨張感とそれに伴う吐き気がつらい。
何が原因だろうか。これは僕のみに現れた症状でもなさそうだ。他にも同じような症状の人に会った。
まさかあまたいる野良牛からもらいガスというわけでもなかろう。
「多分、ここの水はガスを多めに含んでいて、料理やらなんやらを通して知らずにそれを摂取しているからではなかろうか」という意見があった。
なるほど。確かにたまに水道水を口にした際にガス臭さを感じた。これはバラナシに限ったことではないが。
てなわけで、GASEXという薬を買った。読んでそのまま、ガスを外に出すための薬だ。
はっきり言ってバラナシは体感的にはこの旅で訪れた場所の中でワーストで空気の悪い。乾燥した空気に排気ガス、砂埃、土煙、煙とここに限らずインドの空気は体感的に最悪だ。
ちなみに、見た目的には中国が酷かったけど。
で、インド人も河北の中国人ほどではないが相当の頻度で唾棄する。
実際そうしなきゃやってられないのが体感的にわかる。僕も咳と痰が止まらない。
蛇の道は蛇とでも言おうか、インドには喉や肺に良い薬が手軽に手に入る。
Koflet、要はのど飴。日本のそれと比べて相当に辛い。
さて、しばらくこれで様子を見よう。それでも住み悪かったらただちにゴアだ。
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