2013年12月3日火曜日

SANTANA DELHI

今朝8時前、友人を訪ねてサンタナというパハールガンジの日本人宿に向かったところ、扉が固く閉ざされていた。
うーむ、日はすでに上り、道を行きかう人もちらほら、やってる店もちらほら。街は動き出している。

ベルを鳴らしても返答はなし。
友人とは今日、長き別れなのでどうしても会っておきたい。
何度もベルを鳴らしたのだけど、反応がない。
そこで間を開けながら何度かベルを押すことを試みたところ、ようやく誰かの起きる物音が聞こえてきて、扉が開いた。

しかし、出てきた初老のインド人スタッフから突然激しい怒鳴り声をあげられた。
ヒンドゥー語で要を得ないでいると、今度は力で僕を押し出そうとしてきたのである。

お互い知らない顔ではない。
何度か友人を迎えに訪れた際、顔を合わせたことのあるスタッフである。普通に会話もしたことがある。
こちらが友人との約束があるので誰々を読んで欲しいと英語で告げても、ただただヒンドゥー語で怒鳴り声をあげながら、僕に力で迫ってくる。

「(少なくとも)歴とした日本人宿でスタッフを務めている以上、英語で対応すべきだ」という趣旨を伝えたが、怒鳴り声は激しくなる一方。
「英語も日本語も中国語もわからない」と英語で怒鳴りながらもバカにしたように詰め寄ってくる。
僕は彼がこの程度の英語なら解せることを知っている。
こちらも負けじと「従業員なのだから、誰々と誰々を呼んでくるように」と大声でまくし立てても、同様に攻撃的に怒鳴りつけられてしまった。
この宿では、部外者が上階にある客室に勝手に上がることは禁じられている。

ともかく、このチャンスを逃すと数日行動をともにした友人とさよならなしの別れになってしまうし、こちらも嘘つき怠け者とみなされてしまうので、強くこちらの要求を主張した。
それでも要求を受け入れることもなく、たんなる怒鳴りを通り越して侮辱的なまでに僕を罵倒してくる。

普段なら引き下がるところだが、やんごとなき事情なので、こちらもいく分冷静に主張を告げたりもしたのだが、「勝手に上がれ」と怒鳴りつけられ、なら「部屋番号は?」と尋ねても「勝手に上がれ。俺は知らない」の一辺倒。そして、「部屋番号は?」と「勝手に上がれ。俺は知らない」の繰り返し。

止むを得ないので1階上に上がって、「誰々さん、誰々さん」と廊下を歩きながら問いかけなければならないという迷惑な状況に。

もう一つ上の階で、どうにか探し求めることができたが、いったいこれはどういうことだろう。
たまらない精神の疲労と侮辱的な対応を受けたという気分でぐったりしてしまった。

列車や飛行機などの都合や街の状況から判断するに、人を訪ねるに常識的時間であると考えられるし、インドに3年暮らしたことのある大学の先輩も同意してくれた。

聞けば、この初老の男性スタッフは朝が弱いという。
しかし、こちらにも許容範囲というものはある。
このような対応を受けたら、普通の日本人なら怖くて近づけなくなるほどの剣幕だった。
相当不愉快だった。


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